今回は焼き菓子などのお菓子作りに使われることも多いアニスとはどのようなスパイスなのか解説します。
アニスとはどんな植物?
アニスはセリ科の植物で、エジプトや地中海東部沿岸が原産地。甘い独特の香りが特徴です。
世界でも古いスパイスでも古代エジプトのミイラの防腐・保存に使われ、紀元前3世紀のローマではアニスを使ったワインのケーキが、結婚式などの祝宴のデザートとして供されたと言います。
これは客人たちの胃腸の消化を助けるために出されたそうですが、このケーキを祝宴煮出すことは大流行し、現在のウエディングケーキの由来にもなったと言われています。
アニスが使われている代表的な料理
甘い風味を生かして、焼き菓子やケーキ、パンに使われることが多いです。
中近東やインドではスープや煮込み料理にも使われます。スペインではスープ、シチュー、魚のブイヨン、スカンジナビア半島でもチーズや果物などに合わせることが多いです。
また、地中海沿岸の国々ではアニスを使ったリキュールが多く、トルコのラクやギリシャのウゾなどがあります。これらは無色透明なのですが、水で割るとたちまち白く濁るという不思議な特徴があります。
アニスの基本的な使い方は?
ホールのまま使うか、パウダー状にして使います。
香りの成分のアネトールはスターアニス(八角)やフェンネルと同じなので、スターアニスやフェンネルの代用にもなります。逆に、アニスがない場合はこれらで十分代用可能です。
そのため、個人的に積極的に購入したいスパイスではないと思っています。スターアニスやフェンネルと比べると活躍する場が少ないので、スターアニスかフェンネルを用意しておけば充分だと思います。
アニスと相性の良い食材
甘い香りを生かして果物やお菓子との相性がいいです。
まとめ
アニスは歴史の古いスパイスの一つで、古代エジプトではミイラの防腐剤となり、ウエディングケーキのルーツともなっています。
今でもお菓子やアルコール類の風味付けによく使われます。ただ、スターアニスやフェンネルのほうが使い勝手は高いので、アニスを購入するよりスターアニスやフェンネルで代用するようにしたほうが良いと思います。
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