スパイスの読み物

スパイスとハーブの知識を紹介

胡椒(ブラック・ホワイト・グリーンペッパー)とはどんなスパイス?料理での使い方を解説

料理のトッピングに胡椒が欠かせない人は多いのではないでしょうか?

カルボナーラやリゾットにも欠かせないですし、それ以外にサッと一振りで爽やかな辛さが加わるので使い勝手の良さが魅力です。今回はそんな胡椒の料理での使い方などを解説します。

 

胡椒とはどんな植物?

コショウ科のスパイスで原産はインド。爽やかな香りと辛さを持つブラックペッパーは世界中で使われ、スパイスの王様とも言われています。

日本にも古い時代に渡来していたようで、正倉院御物にも胡椒があります。

防腐効果と臭み消し効果があり、肉の鮮度を少しでも維持するのにも役立つため、貴族が肉類を多く食べていた中世ヨーロッパでは一握りのコショウが牛一頭と同じ価値がありました。

ブラック・ホワイト・グリーンの違いは?

ブラックペッパーは胡椒が熟する前に摘み取られ、天日乾燥させたもので、人間で言うところの未成年といったところです。

一方のホワイトペッパーは熟したものを収穫し、水に浸して皮を柔らかくします。その皮を取り除いて、核部分のみを乾燥したもの。ブラックペッパーよりも辛味が強く、香りが弱いです。

グリーンペッパーはこしょうの未熟果を摘み取って機械で乾燥させたもの。きれいな緑色が特徴です。

胡椒が使われている代表的な料理

ステーキが定番ですが、リゾットやカルボナーラにも使われます。

 

 

胡椒の基本的な使い方は?

ブラックペッパーは肉の下ごしらえ、料理の段階、仕上げと3つのタイミングで使われるスパイスです。この使い勝手の幅広さもスパイスの王様とされる理由です。

グリーンペッパーは色味を生かしてスープのトッピングに使われることが多いです。

胡椒と相性の良い食材

基本的に幅広い食材と相性がいいですし、意外と多くの和食とも合います。

卵やじゃがいもなどの淡白な素材には味のアクセントとなりますし、牛肉や青魚といったくせのあるものとも相性がいいです。

 

 

おすすめのスパイス配合

単体で使われることも多いスパイスで、辛み付が主なため、組み合わせるスパイスの種類を選びません。

西洋ではバジル、ローズマリー、タイムと組み合わせることが多いです。

コリアンダー、クミン、カルダモン、シナモン、チリ、ブラックペッパーを混ぜ合わせるとガラムマサラができます。

配合はお好みですが、コリアンダー2、クミン1、カルダモン・シナモン0.5、チリ・ブラックペッパー0.5で辛みの弱いバランスの良いガラムマサラができます。

まとめ

胡椒は使い勝手がよく様々な料理に使われるスパイスです。特に、肉、乳製品といったタンパク質系、じゃがいもといった淡白な素材との相性が抜群とされます。

ぜひ色々な料理に使ってみてください。

以下のサイトでブラックペッパーホールをチェック


 

以下のサイトでブラックペッパーパウダーをチェック