カルダモンはインドの肉系カレーや北欧で多用されるスパイスで、香りの王様とも言われます。
カルダモンとはどんな植物?
ショウガ科の植物で原産地はインド。2mから5mに成長しますが、花は地面近くの低い場所に咲きます。
高価なスパイスで、香りの王様とも言われ柑橘を彷彿とさせる爽やかさの中にスパイシーな刺激的な香りが特徴です。
紀元前1000年より前から泌尿器や肥満改善の薬として珍重されてきたようで、紀元前8世紀末にチグリス川とユーフラテス川の流域にあったバビロニア王国の庭園でも栽培されていました。
カルダモンが使われている代表的な料理
北インドの肉系カレー、スウェーデン料理、スウェーデンのクリームパンであるスコーレブローに使われます。
どんなカレーにもカルダモンを入れるだけでインドカレーっぽい香りに変化します。
個性の強い香りですが、肉の臭み消しや爽やかなな柑橘の風味を生かしてお菓子作りと使い方は幅広いです。
カルダモンの基本的な使い方は?
料理にはパウダーとホールの両方が使われます。殻から香りを効率よく抽出するためにホールは殻を割ったり、傷をつけたりしてからから使うことも少なくありません。
ただし、長時間煮込む料理の場合、殻は傷つけなくても香りは充分に抽出されるので、必ず傷つけないといけないというものではありません。
北インドの肉カレーはホールスパイスをテンパリングして使うことが多く、それ以外の料理ではパウダーを使うことが多いです。
また、殻から実を取り出し、料理のアクセントとして使う場合もあります。
ただ、基本的に香りが強いので、どんな料理であっても少量だけ使うのが基本です。
カルダモンと相性の良い食材
カルダモンは乳製品や柑橘系、生姜との相性が抜群のスパイスで、カルボナーラやシチューなどの味変として最適です。また、爽やかな香りを生かして焼き菓子にも多く使われます。
ヨーグルトにジャムや果物と一緒に混ぜるだけでも充分においしいです。
おすすめのスパイスの組み合わせ
生姜とカルダモン、カルダモンと青唐辛子、胡椒のような爽やかな香りと辛さを持つスパイスとの組み合わせがおすすめです。
カルダモン、クローブ、シナモンは北インドの肉系カレーの定番の組み合わせで、ホールスパイスをテンパリングして使います。
まとめ
香りの王様とされるカルダモンは柑橘を彷彿とさせる爽やかでスパイシーな香りが特徴で、その香りを生かして、乳製品や肉料理に多く組み合わされます。
ただし、香りと個性が強いので少量だけ使いましょう。
幅広く活躍するスパイスですが、正直和食との相性はいまいちだと感じています。普段の食事が和食という人は余りやすいと思うので、カレー用にホールスパイスだけ買うといいでしょう。
ただし、生クリームなどの乳製品を使った料理にはどんなものにも合うので、クリーム系の料理が好きな人は積極的に組み合わせてみてください。
以下のサイトでカルダモンホールをチェック
|
以下のサイトでカルダモンパウダーをチェック
|