コリアンダーは紀元前1500年の医学書にも掲載されている古い歴史を持つスパイスで、多くの国で利用されているため、様々な呼び名があります。
日本ではあまり活用されていなかったためか外国名が混在している状態なので、紛らわしいと感じる人もいるようですが、仕方ありません。
今回はそんなコリアンダーの特徴を紹介します。
コリアンダーとはどんな植物?
英語名コリアンダー、タイ語パクチー、中国語香菜(シャンツァイ)であって、コリアンダーもパクチーも同じ植物なので、違いはありません。
日本ではコリアンダーは種子を指すことが多く、パクチーは葉や茎、根っこを指すことが多いです。
原産は地中海で一年草。生命力が旺盛で、苗や種を植えれば、翌年から溢れた種からどんどん勝手に生えてきます。
利用部位は葉と茎、根っこ、種(植物学上は果実)と全てが利用されますが、欧米ではほとんど利用されません。
葉や茎、根っこが持つ独特の香りはカメムシが持つ臭いと同じ成分ですが、タイや中国といったアジア、南米では利用されます。
コリアンダーが使われている代表的な料理
インド風のカレーではコリアンダーはカレーの中心となる重要なスパイスです。タイの北部で食べられているスパイシーなスープであるヤムジンガイにもコリアンダーは欠かせません。
基本的に、カレーを食べる地域ではコリアンダーは必ず登場します。
コリアンダーの基本的な使い方は?
コリアンダーのホールやパウダーともに、料理に簡単にカレー風味をつけることができますが、クミンよりも優しい甘い香りなので素材は選びません。
コリアンダーと相性の良い食材
タンパク質を含む食材と相性がいいとされていて、肉、魚、豆、卵に多く活用されます。ただ、基本的に素材は選ばないので、料理をエスニックにしたい時に一振りするといいです。
甘い香りなので、お菓子作りにも使われます。
おすすめのスパイス配合
カレー
ターメリック1・コリアンダー1・レッドチリ適量を混ぜ合わせるとカレー味になります。
ターメリックはもう少し減らしても大丈夫です。
クミン、パプリカ、カルダモン、シナモン、クローブを足せば、更に本格的なカレーになります。
まとめ
コリアンダーはカレーを食べるのが当たり前の地域で当たり前のように必須級のスパイスとなっています。
歴史は古く紀元前1500年の医学書に登場したくらいです。
コリアンダーとパクチーに違いはないですが、日本国内ではコリアンダー=パウダー、パクチー=葉っぱや根っこといった使い分けが主流になっています。
以下のサイトでコリアンダーホールをチェック
|
以下のサイトでコリアンダーパウダーをチェック
|