クミンはカレーの主要なスパイスで世界中で多く活用されています。この記事ではそんな世界の料理に欠かせないクミンの特徴や料理の使い方について紹介します。
クミンとはどんな植物?
クミンはセリ科の一年草で、日本ではウマゼリという別名があります。大きさは20cmから40cmで細い茎から鋭い葉っぱが生えていて、4月頃には白やピンクの花を咲かせ、5月頃に白い毛に覆われた種をつけます。
カレーを彷彿とさせるスパイシーな香りですが、遠くにシソのような香りも感じるのが特徴です。
原産は東洋とされていますが、地中海にも古くからあり、その分布はかなり広く、古代エジプトではミイラの防腐剤にも使用されている世界最古のスパイスでもあります。
クミンが使われている代表的な料理
クミンは世界各国で使われているスパイスですが、代表的なのはインドのカレー、チリコンカン、タコスといった南米のメキシコ料理、フランスのキャロットラペです。
クミンの基本的な使い方は?
ホールであるクミンシードとパウダーの両方が料理に使われます。
ホールの場合、加熱することで香りを引き出して使うことが多いですが、フランスのキャロットラペは加熱せずにそのままクミンシードを加えます。
インド料理でホールを使う場合、最初に油とクミンシードを入れ、クミンシードが泡立つまで弱火でじっくりと加熱して香りを引き出すことが多いです。
パウダーは和洋問わず様々な料理に振るだけで、気分を変えることができます。
しょうゆとの相性が良いため、和食にも使いやすく、いつもの煮物や炒め物にサッと加えるのもおすすめです。
クミンと相性の良い食材
肉系ととても相性がいいとされています。特に、ラムの料理には欠かせないスパイスです。
素材を選ばないので、市販のフレンチやシーザードレッシングにサッと加えるだけでも十分いいでしょう。
おすすめのスパイス配合
醤油味の和食
クミン+シナモン+ホワイトペッパーを1・1・1の割合で振りかけると、甘いエスニックな味わいに。
シナモンの風味がやや強く、クミンは脇役的に香るので、もう少しクミンの香りを楽しみたいなら、シナモンの割合を0.5くらいに減らしてもいいと思います。
辛さが好きなら、ホワイトペッパーはもっと増やしても大丈夫です。
基本のカレー
ターメリック・コリアンダー・クミンを1・1・1で混ぜると、基本のカレー味になります。チリペッパーはお好みの量入れてください。
メキシコ料理風
クミン・オレガノ・チリペッパーを同量ずつ混ぜるとメキシコ料理風の味わいになります。より、メキシコ料理っぽくしたいのなら、パプリカやガーリックを加えましょう。
クミンを使いこなしてみよう!
和食にも洋風の料理にも使いやすいので、常備しておくととても便利なスパイスです。買っても余って困ったということは少ないと思うので、ぜひ色々な料理に使って試してみてください。
以下のサイトでクミンシードをチェック
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以下のサイトでクミンパウダーをチェック
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