スパイスとハーブは色々な分類方法がありますが、今回は形態による分類を紹介します。
形態は大きく分けて2つ
形態はドライ(乾燥)・フレッシュ(生)に分かれます。
ドライ(乾燥)とは?
ドライとはスーパーの常温コーナーのスパイス売り場で売っているような乾いた状態のもののことです。
乾燥しているので、長期間保存することができます。
フレッシュ(生)とは?
フレッシュとはその名の通り、生の状態のものを指します。スーパーの野菜売り場に冷蔵された状態で売られています。
小ねぎ、みょうが、シソ、生姜もフレッシュのスパイス(ハーブ)に含まれます。
バジルなど一部のフレッシュハーブは熱が通ると色が悪くなってしまうので、料理の仕上げにトッピングして使用します。
ドライの詳細な分類・混合編
単品
単品とはコリアンダーやクミンなど一種類のスパイスのみで入ったもののこと。
ミックス
ミックスとは複数のスパイスが組み合わさったもので、身近なものとしてはカレー粉やガラムマサラ、七味唐辛子が代表的なものとなります。
例として挙げたもの全て辛いものですが、本来辛くないものも2種類以上混ぜられていれば、ミックススパイスです。
辛くないミックススパイスの例としてはエルプ・ド・プロヴァンスなどがあります。
ドライの詳細な分類・粒度編
粒度とはスパイスやハーブの細かさを表します。
ホール
ホールとは収穫した後、そのまま乾燥させたもののこと。原型が留まっていて、パウダー状のものと区別するために、一部のスパイスはクミンシードやコリアンダーシード、シナモンスティックと呼ばれます。
ほとんどのスパイス類はカルダモンホールのようにホールと呼ばれます。
粗挽き
荒く挽かれたスパイスのことです。ステーキなどにふりかける粗挽き黒コショウが一番なじみが深いと思います。
パウダー
完全な粉状になったものです。カレーなどの料理では一番使う機会が多いかもしれません。
パウダーは料理に手軽に入れられるというメリットがありつつ、焦げやすく香りが逃げやすいというデメリットがあります。
用途によって使い分けよう!
スパイスとハーブは形や状態によって様々な分類がされます。
・乾燥しているものはドライ、生のものはフレッシュ
・スパイスが複数混ざったものはミックススパイス、1種類だけのものは単品
・原型が留まったものはホール、荒く挽いたものは粗挽き、粉状はパウダー
カレーにはホールとパウダーのスパイスで煮こむけれど、仕上げにフレッシュをトッピングというように同じ料理で複数の形態が使われることも多いです。ただ、料理によって適した形態は違うので、上手に使い分けましょう。