料理でスパイスとハーブを入れるタイミングは決まっていて、下準備、加熱直前、加熱中、仕上げになります。
そして、量はレシピ通りかそれより少なめで自分で調整することがおすすめです。
上記が基本ですが、本文では入れるタイミングと量について詳しく説明しているので、料理の参考にしてください。
スパイスとハーブを料理に入れる量
スパイスは一度料理に入れてしまうと抜くことができないので、レシピがない時は少量ずつ入れていき、自分好みの量に調整します。
レシピがある時は最初はその通りに作るかそれよりちょっと少なめに入れて、味見をして調整することがおすすめ。
レシピによってスパイスの強さは違い、その通りに作ると匂いが強すぎたり、辛すぎて食べづらいことがあります。
自分にとっての適量はレシピ通りに作るを何度も繰り返すことで見つけることができるので、それまで色々なスパイス料理を作ることも大切です。
スパイスとハーブを料理に入れるタイミング4つ
①下味
タンドリーチキンなどスパイスやハーブに肉や魚を漬け込んでおきます。事前に素材をスパイスやハーブに漬けこむことで臭みを取ることが可能です。
また、調味料によっては味つけをしたり、肉を柔らかくする効果もあります。ハーブやスパイスは防腐効果があるものもあるので漬け込んでおけば、2日ほどは保存できます。
仕込んでおけば焼くだけで完成するので、休日に平日用の食事として仕込んでおくことも可能です。
②加熱調理の初め
ホールスパイスは香りが出るまでに時間がかかるので、調理の初めに入れることが多いです。
香りが飛びづらいので、長く香ってくれます。
③加熱中
香りが飛びやすいパウダースパイスは煮込みやその直前の段階で入れることが多いです。香りが飛ばないように、煮込み時間は20分ほど。
ただし、レシピによってはスパイスを入れてから40分ほど煮こむものもあるので、それに従ってください。
煮込む時間が長いと香りが飛びやすくなる半面、香り同士が馴染むので食べやすくなります。
④仕上げ
トッピングや火を止める直前に加えることが多いです。加熱すると変色してしまうバジルの葉っぱやシソなどがこれに当たります。
なお、南インド風のカレーでは調理の最後にスパイスと油を加熱して、カレーの中に入れて仕上げとします。
タイミングによって口の中での香り方が違う
加熱の直前、加熱中、仕上げとスパイスとハーブの入れるタイミングは3つありますが、口に入れた時に最初に感じる香りは仕上げに入れたものです。次に加熱中、最後に加熱の直前に入れたスパイスとなります。
トッピングのハーブは口の中で最初のインパクトとなり、加熱中に入れたスパイスはメインの香りとして口に入れた最初から最後まで残り、最初に入れたスパイスは飲みこむ直前かその後にじんわりと香ってきます。
量とタイミングには気をつけよう!
シナモンを入れすぎて、食べづらいカレーを作ったのも今ではいい思い出です。このようにスパイスはたくさん入れたらいいというものではありません。
レシピと自分の好みが異なることがあるので、少量から入れ、味見をして調整するのがいいです。
入れるタイミングについては、下準備、加熱の直前、加熱中、仕上げの4つあります。タイミングは少しくらい失敗しても大丈夫ですが、入れすぎたら、元には戻せないので、とにかく、量の失敗だけは気をつけてください。